ところで信玄を見てくれ。こいつをどう思う?

すごく…弱いです…。島根大学将棋部OBの信玄さんが気まぐれで更新します。

中四レポ5 5月6日投稿分

こんばんは。眠気が微妙に飛んだのでラストレポ書いていきます。


予定どおり6時半に起床してしっかり朝食をとり万全の状態・・・・のはずが何故か微妙に眠気が取れないという、もやがかかったような状態。西条ー広島間で少し寝れるかなとは思ったのですが、結局寝れずに会場へ。会場は人数が減ったので一回の控え室だった場所でやるようです。一箇所中々和やかな空気が流れていますが、当然自分が溶け込む訳もなくあっちこっちをうろうろしていました。そうこうしているうちに対局開始時間に。緊張しながらも、前日に続き飲み物とガーナを用意して席に着きました。



西日本に出れるB8に入るための大事な対局、相手は徳島大学の稲垣さん。実はtwitterをされているようで垢を見つけちゃいましたw もちろんフォローしたのは対局後ですが。それより大事なのは、B16・徳島大学という組み合わせ。そう、前回の中四と同じですね(そもそも前回しか16に残ってないとか言わない)嫌な感じがしますがともかく対局開始です。序盤は▲7六歩△3四歩▲9六歩の今回の中四に限ってはお馴染みのOPからノマ3間vs5筋不突き穴熊に。初めて想定の局面になりました。ここで武田ホークシステム(仮)が発動(自分で書いてて恥ずかしくなってきたので以後使いません)
想定通りの端歩が生きる展開から流れるような攻めが決まり・・・そうだったのですが終盤間違えて実は負けの変化に入ってました。合駒せずに玉を寄られると苦しかったのですが合駒をしたために、寄りが発生し勝ち。初のB8と西日本大会が決まりました。



比較的早めに終わったのでほかの対局を見て回るとやはり気になるのは沖ー沖田の同校エース対決。・・・・が、局面ははっきり沖君のほうがいい・・・というか勝勢。一体何が起こったのか気になりますがそれは感想戦の時に見るとして、自分の次の相手を確認。松田さんが勝勢の局面で、この時点で相手はほぼ決まりました。松田さんといえば一年の秋中四のB32であたっていて、序盤で強襲したものの、丁寧に受けられ一瞬逆転の筋もあったものの見逃して負けたという前科があります(ちなみにそのとき松田さんはB4)今回はそのリベンジ戦ですね。向こうは覚えてないと思いますが。



そういうわけで学名出場をかけて松田さんと。ちなみにこの対局から広島の松本くんがずっと棋譜をとってくれました。ひどい棋譜ばっかでほんとゴメンネ・・・。
戦型は▲7五歩に△5四歩からの相振り飛車。私の嫌いな形ですw自分は7九の銀を保留したまま7七桂~6五歩、9五歩のいつもの序盤に対して、あちらは7二金6二銀7三歩7一玉と低姿勢。どう考えてもここでいかなきゃいけないという謎の使命感に駆られ端から仕掛けました。
ただ読めば読むほど自信がなくなり、微妙な攻めに。松本くん曰く「武田さんらしくない手」とのこと。あって三日目でそんなこと言われるとは、よっぽど勢いのあるてしか指さないんですね(苦笑)



結局端を放棄されて玉が右の方に逃げていく展開に。なんだかんだで難しかったと思いますが、寄せ方がわからずぬるい手を連発。最後は負けていましたが、香車の王手への応手を間違えてくれたため渾沌とした感じに。飛車を抜いて入玉を目指すつもりで王手をかけるとまさかの一手頓死。最後腹金をうったとき自分でもわかるくらい手が震えていましたがなんとか盤のマス目上に置けて勝ち。将棋を覚えてから10年目にして初めての個人での全国大会が決まりました。




昼休憩を挟み準決勝。相手は白髪前準中四名人。ここまで今大会は無敗できており中四名人の有力候補ですね。ノーマル四間限定で淡路流を使うつもりでしたが手番は先手。いつもどおりのOPで端歩をつくといきなり時間を使っています。何かあるなと思っていると相手はまさかの△6二銀。振り飛車を放棄してきました。穴熊にしてくるのかと思っていましたが、何故か戦型はノーマル三間vs天守閣美濃。正直言って全く経験ないです。なぜこうなったか。とりあえず6五歩・6六銀・5九角の形を作り相手の仕掛けを殺すと△7二飛。正直言って地力の差があるので経験の少ないこの形で勝負は分が悪いと思っていました。ので、千日手を誘う意味で4八角とすると、白髪くんも乗ってくれることに。結果千日手が成立で後手番になりました。


後手番でもやることは変わらず、7六歩3四歩6六歩に1四歩。飛車を振る場所を見ると7八飛車!淡路流もできず少考。出した結果は某生主が指しているきmきm金を採用することに。周りに色々言われましたが個人的に研究していたので自信はありました。しかし、中盤のやりとりに読み抜けが有り、また勝負どころで勝負しなかったため空中分解。短手数で負けてしまいました。前日快勝していただけあってこれは精神的に来ました。白髪先生は素晴らしい方で、感想戦で頑張って自分をたててくれましたが、すでにぶろーくんはーとであり、とても落ち込みました。



しかし3位決定戦まであったためくよくよしてるわけにもいかず、次の対局に。相手は愛媛大学の吉武君。次回昇級してくる愛媛のエースらしいのでここは負けたくないところ。ちなみに元研修会のskypeの友人の高校の同級生らしいです。これが後に重要なファクターであったことに気づくのですがそれはまた別の話。戦型は後手ノーマル三間に、5筋不突き穴熊。当然私は例のあれを採用。ほぼ想定通りの局面で、悠長に駒組をしていると端歩をジッと伸ばすという当然の手ながら見落としていた手を指されフリーズ。この瞬間この将棋はおわりました。以下切らされて短手数で負け。初見かなと思いましたが冷静に対応され、自分の準備不足だけが露呈しました。悔しいですがこれをバネにもっと煮詰めなければと思いました。




ちなみに後日わかったことですが自分のやっていた端桂、その友人が高校時代何度もやっていたみたいです。その時出した結論は振り飛車無理。なんだ初見じゃなかったのか・・・といっても後の祭りです。まぁまた対策は考えますね。





さて昨年秋の中四のレポで言っていた目標ですが団体は厳しいながらも優勝・個人はB8と書いていました。団体は残念ながら達成できませんでしたが、個人は無事目標を達成しました。せっかく出れるのなら後悔ない将棋をさしたいので、ネットの友人や部活でしっかり準備をしてから大会に望みたいと思います。それと最近思い出したのですが自分個人戦B4に入ったら石田流をやめると言っていたんですよね。今回石田流さしたっけ?(苦笑)以前の自分から見たら想像できないですがあまりこだわらなくなりましたね。飛車を振る筋だけは変わってませんがwwwまぁやめるどうこうはともかく、夏休みに余裕があれば居飛車の勉強もしたいと思っています。いままで敬遠してきましたが、やっぱり幅があるのはすごくいいなと思いました。何より自分自身がもっと将棋を楽しみたいと思い始めたので。今までは勝ち負けしかかんがえていなかったので、余計な戦型は覚えませんでしたが、R選手権でポンポン桂をさした人がいるように、勝ち負けを度外視して将棋を指したいなと思いました。(もし的外れならばその方に申し訳ないですが)




最後に次回の中四の目標を。団体は優勝して王座戦出場、個人は楽しんで色々な戦型を指す(と、できたら十傑戦出場)です。それではこれにて今回の中四レポを終わらせていただきます。読んでくれた方ありがとうございました。