ところで信玄を見てくれ。こいつをどう思う?

すごく…弱いです…。島根大学将棋部OBの信玄さんが気まぐれで更新します。

ポナンザ先生の51玉

こんばんは。お久しぶりですね。昨日twitterを見ているとポナンザが有名な学生強豪にトマホークをしているというツイートを見かけました。「中身信玄じゃねwww」とか冗談言われていたので見に行ってみると以下の局面でした。

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ちなみに先日さした24の局面はこれです。

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完全に一致。この51玉は私の研究手でした。手損ですが飛車を振りなおして攻めに使う手です。24では何度も指してきましたが実践では一度も現れませんでした。

さてというわけでこれ以降私が使うとポナ先生の二番煎じになるわけですね。以前も似たようなことがありました。今年の部誌にこの戦型を書いた際に「77飛車・きmきm金と部誌に書いた戦型が有名になりましたね。ひょっとしたらこれも・・・」といったことを書いていましたがほんとになりましたね。予想よりはやかったというか想像していなかったので参りました。しばらく呆然としていました。

 

 

 

一応おちついたのでこうして書いているわけですが、冷静に考えてみるとポナンザ先生はその局面その局面を新鮮に見え考えているわけでそれが最善なはずです。つまり私のひねり出した手はポナンザの思考と完全に一致したということですね。そう考えると少し自信が出てきました。自分の発想は間違ってなかったと。ただ大舞台で指せなかった自分の棋力を呪います。

この手を考えるにあたって、75歩までの局面は二世さん(仮名)に初めて指されました。当時は違う対策をとっていたのですがなかなかうまくいかず試行錯誤の毎日でした。72銀52金左を入れて64歩~74歩が第一案でしたが先手の場合と比較すると穴熊が完成してしまうのでうまくいかない。その結果たどり着いたのがこの51玉でした。ネットを通じて色々な方に見てもらい好感触を得て今に至ります。自分の理想とは違いましたが結果この手を認めてもらったようなものなので(しかもポナンザ先生の快勝)今ではとても嬉しく思っています。

 

 

 

ブログ更新は久々でしたがまさかこのようなことを書く事になるとは思いませんでした。100万円チャレンジは、ポナンザの強さを実感する将棋が多く、トマホークや77飛車も見れましたし楽しい企画でした。ソフトの発想にはいつも驚かされますが昨日より驚くことはもうないと思いますwこれを機にほかの穴熊対策や他の戦型に手を出そうかなと考えています。将棋に関してですが、研究に満足して最近怠惰な生活を送っていたのでこれはいいチャンスだと思いました。気が向いた時にまたブログなりtwitterなり書いていこうと思います。